12月の着物
「リバーシブルきりばめ半幅帯」

師走に入り2023年を振り返る月になりました。さて今年を思うと…
ダメなもの、古いものが浄化され、新たな時代を前にした転換期だったようですね
それを経て2024年は、古きものの中から、これからの時代を作っていく
“新しきもの”たちの姿が少しずつ見え始める年になるという話も
古きものの中から新しきもの…ということで「古くて新しい着物」を
令和五年最後の着物にセレクトしました
SDGsテーマの今年にちなんで「リバーシブルきりばめ半幅帯」です。
温故知新(故きを温ねて新しきを知る)、戦前の昔からあったタイプの帯ですが
資源を大切にする今の時代にあったオシャレで話題性のある帯ですね
パッチワークの生地は帯・紬・小紋・レース・バティック・綿などなど
様々な余り裂や古布の生地を個性豊かにパッチワークした半幅帯です
リバーシブル使用の片面は絹の段ぼかしの生地を使用しています
長さは4.5M以上あり結び方も色々と楽しめますね
縞や格子、無地感のカジュアル着物にコーディネイトして
華やかなXmasシーズンに個性を演出してはいかがでしょうか
昔ながらで羽織を合わせてレトロチックなコーデを楽しむのも良いものです
来年は辰年、空想上の動物の年です。常識では考えられない大きな力が働いたり
現実離れした理念がダイナミックに世の中を動かしていくことが多いそうです
変化は恐れず受け入れる、むしろ変化を求めたほうがよいくらいの年になるかも
2024年辰年、何かが壊れて新しく生まれ変わる年になりそうですね。

11月の着物
「鴨の羽色(ティールグリーン)の加工着尺」

朝晩が冷え込むようになってきました。 八日は立冬、暦の上ではもう冬の到来
冬といえば鍋の季節、体が温まる鴨鍋もこの季節からですね
季節の変わり目、この時期風邪の予防にもネギを入れた鴨鍋はおすすめです
ということで今月は鴨にちなんだ色の着物をご紹介いたします

鴨の首あたりに光沢のある濃い青緑色からついた名前を鴨の羽色といいます
日本では古くから万葉集にも書かれた色目で英語ではティールグリーン
今月の着物は「鴨の羽色(ティールグリーン)の加工着尺」です
11月、クリスマスになる前の緑はこんな色が良いかな?と勝手に想像
クリスマスリースをイメージさせる花紋柄を描いた加工着尺
小紋以上付下げ未満くらいの着物で小紋より中形というサイズの柄行き
帯は唐織の締め切りの袋帯を合わせて小紋より格を少し上げてのコーデを
アンティークの帯からリメイクした鼻緒の草履に三分紐の帯〆にリンゴの帯留
当店のレンタル事業部のパーティーバックをコーデしました
頑張り過ぎずお洒落感があり、冬のパーティーにも適した着物としてお薦めです
大きめの柄が描かれるのも加工着尺の魅力のひとつ…羽織で楽しむのも良いですね!
洋装ではここ数年秋冬のトレンド色にもなっているティールグリーン
季節の着物を楽しむ色目として取り入れてはいかがでしょうか。

10月の着物
「レトロな浪花鼠の色留袖に引き箔の袋帯」

お彼岸も過ぎやっと秋の涼しさが戻ってきた十月
戻ってきたといえばコロナも5類に変わり秋のブライダルも戻ってきたようです
志お屋のレンタル衣装も毎週モーニングや留袖のご予約が入って忙しさが嬉しい!
さて古い言葉ですが結婚式の別名を華燭の典といいます
華燭とは華やかで美しい灯火のことで最後まで消えずに燃え尽きることから
縁起がよいとされ華燭という言葉が結婚式で用いられたそうです
お祝いする意味が含まれている言葉で、ご挨拶によく使われていましたね
「華燭の典を挙げられて〜」と始まるととても上品で丁寧な感じがします
「はなむけ」の言葉として用いるので自分の結婚式のことは言わないのでご注意を…
というわけで今月の着物は華燭の典の「はなむけ」にふさわしい装い
「レトロな浪花鼠の色留袖に引き箔の袋帯」です。
一越の生地に淡く渋い紅赤色・浪花鼠の地色に色紙文のレトロな色留袖は
鶴に松竹梅の吉祥文様と四季花を描いた上品な色目の京手描き友禅
コーデの四季花を織込んだ引き箔の袋帯は西陣・加納幸謹製の逸品物
次世代まで受け継がれる格調高いフォーマルの袋帯です
華燭の典を彩るはなむけの衣装としてお薦めのフォーマルの着物と帯
抜きの三つ紋を入れてご家族御親戚や主賓格のお着物としていかがでしょうか
戻りつつある華燭の典…昔ながらの祝福の意識をもった装いも良いものですね。

9月の着物
「単衣の無地紬に桐生絞りの名古屋帯」

昭和の時代、9月になるとラジオから流れる最初の曲は
夏から秋への変わり目を歌った「September」竹内まりやさんの名曲
また9月の終わり頃は太田裕美さんの「九月の雨」
雨が冷たく感じる秋の雨…どちらも45年以上前の曲ですが(松本隆作詞)、
季節の変わり目の9月を上手く表現した名曲ですね
ひと月の中に大きい変化のある月、暑さ寒さも彼岸までの慣用句にたとえ
心も体もひとつ乗り越える意味でもちょっと我慢の月でもあるのかなと思うこの頃
色は秋色、でも暑さは夏、着物は我慢の単衣で・・・難しい季節です
というわけで今回も曖昧をテーマにどっちつかずに便利に使える季節の装いを
今月の着物は「単衣の無地紬に桐生絞りの名古屋帯」です
少し薄地の着物は、秋らしい深緑がイイ感じの無地紬
男物ですがジェンダーレスの着物の世界はお構いなしですね
シャリ感がある生地で単衣に向いている紬です(男物無地はいい秋色がありますよ)
コーデした桐生絞りの名古屋帯は板締め菱絞り、3シーズン使える便利もの
ブルーグレーに焦げ茶の菱文様が深緑の無地紬によく映えます
昼夜の帯締めは初旬は納戸色に下旬は茶色で夏から秋に向かう色目で二刀流に
見た目はシックな秋色で中身は涼しく軽やかなシャリ感のある単衣に絞りの帯
変化の大きい季節の変わり目には重宝する初秋の装いです

※今月末から開催の秋の展示会「ほよう会」は桐生絞りをテーマに開催いたします。
こだわりの絹糸を用い伝統を守り桐生織や桐生絞の紋織物や紬のきものや帯を創作する
桐生絞りの織元・泉織物さんの作品、そのほとんどは一品物で、
新しい現代の女性にあった着物づくりを考え、
着心地の良さ・風合い・裾捌きの良さを大切にし創作活動を続けられています。
ぜひ目のほようにお出掛け下さい。

8月の着物
「曖昧が魅力の近江ちぢみ&ミンサーの半巾帯」

今月の二刀流の話題は何と言っても藤澤五月さんでしょうね
まさに衝撃的なカーリングとボディメイキングの二刀流
アスリートの凄さというか追い込み方ハンパないですね
浴衣も今年は2wayタイプとかが流行っていてまさに二刀流ブーム
今月の着物も話題に乗っかりまして季節の変わり目の二刀流を
やっと梅雨が明けたと思ったら、来週8月8日には立秋〜暦の上では秋
夏はどこに?ひと月は暦の上でずらさないと実感がわかないですね
季節の表現がポイントの着物の世界、その辺は上手く曖昧の表現がよろしいかと
というわけで今月の着物は「曖昧が魅力の近江ちぢみ&ミンサーの半巾帯」です
浴衣でも着物でも、和ぽっくも洋ぽっくも、夏でも秋でも、
曖昧にコーデしました八月初秋の着物…曖昧も二刀流も紙一重ですね
鬼滅カラーのグリーンと黒の格子の綿麻の着物は川口織物謹製の近江ちぢみ
綿麻の織物はさらりとしたシボ感が涼し気な浴衣以上着物未満の夏きもの
初秋の雰囲気が漂う紫ボカシのミンサーの帯とコーデしました。
浴衣らしくもアリ、着物らしくもアリ、その時の陽気や雰囲気で楽しめば良いかと
下駄は和洋曖昧な雰囲気で水鳥の下駄を、何となく何方不付の季節のコーデ
季節の変わり目は難しいけど、色目など先の季節にやや偏ることがベストかな?
色々な言い訳もしやすいし…着物は言い訳のウンチクを語れたら一流ですね(笑)

7月の着物
「幻の技法…両面染・籠染め浴衣」

梅雨明けが待ち遠しい文月の始まり、そして本格的な浴衣の季節の到来!
隅田川の花火も今年は開催、全国的にも花火大会が…今年は浴衣が楽しめそうです。
さて脱炭素やSDGsが世の中心に位置づけされようとしている昨今
昔から浴衣はエコの代名詞といえる着物でしたね…その昔の話です
表裏に藍で染まっている綿素材の浴衣は、表が汚れ痛めば裏側を表に縫い直し、
それも汚れ破れればオムツにして赤ちゃんに使い最後は雑巾にして土に還す
布が大切な時代、徹底的に最後まで使う循環型の着物でした…という話
というわけで今月の着物は表裏を柄違いで染めた両面染の浴衣「籠染め浴衣」です。
今では幻の技法と呼ばれるようになった籠染め浴衣は
別々の柄がエッチングされた回転する2個のローラーの間に生地を通し
糊付けをすることで表と裏に別々の柄が染め出されます
両面染の柄は縞と菱文、粋とオシャレの男女兼用二刀流という感じ
今回は粋な縞模様を男性用に、菱文様の小紋柄を女性用にコーデいたしました
粋な縞模様にはエンジ色が効いたミンサーの角帯を合わせて
歌舞伎柄の扇子に地元のお祭りや花火に常陸多賀の手拭を
菱文様の小紋調子の浴衣は昔ながらの白献上柄博多八寸帯をコーデ
下駄は裏地に合わせて縞ベースの台にエンジのツボ先を
こんなオシャレな浴衣も100年昔の大正時代に完成された籠染めという技法の浴衣
今では染工場で染めることはできなくなりましたが、
今回は新粋染さんの手持ち在庫を分けていただき久々にお見せすることができました
志お屋では籠染の型を利用した灯籠を籠染め浴衣とともに展示しております
ぜひ目のほようにお出掛け下さいませ。

6月の着物
「男女兼用でのコーデを!小格子の繭わた木綿」

先月開催の初夏物の展示会で人気だったのが男女兼用のモノ
久留米織のユニセックスウエアやスリッポンスニーカーは年齢性別を問わずに人気
流行りの二刀流というか、バリエーションが増える2wayというか、
持続可能なサステナブルファッション的な要素を持つものに関心があるようですね
ということで今月の着物は男女で楽しめる初夏の着物をご紹介いたします
「男女兼用でのコーデを!小格子の繭わた木綿」です。
先月に引き続き「おとづき商店」謹製の繭わた木綿(絹綿の交織)から
ユニセックス的なベーシックな柄色目の反物をセレクトしました
紺・鶸(ひわ)色・生成りの小格子は組み合わせでいろいろ楽しめそうです
今回は男女で楽しめるコーデを六月らしく浴衣以上着物未満の装いで…
まずはメンズ使用でミンサーの角帯をコーデ
着物の配色と同じ色使いでピッタリ!履物はカレンブロッソで
チャコールの台に鼻緒の裏地はグリーン使いでの色合わせ
レディースコーデは麻(からむし)の八寸帯を合わせて夏の雰囲気を
横段の藤色と薄クリーム色が優しい色目の組み合わせに
履物はモスグリーンの鼻緒のカフェ草履
メンズは引き締まった感じに、レディースは優しい感じまとめてみました
和物の世界は天然素材を使用した環境にやさしいサステナブルな特徴を持った世界
男女でも使用でき世代を超えても受け継がれるファッションです
もっとその特徴を宣伝しないといけないなと思うこの頃です。

5月の着物
「初夏の装い〜繭綿momenの着物」

統一地方選挙も終わり日立市も市長と24名の市議会議員が選出されました
個人(私人)が公人となり公職に就くわけですね
是非、頑張って街の発展に寄与していただきたく思います。

とういうことで統一地方選から公職に掛けて着物の交織を今月の着物に選出!
今月は絹と綿のハイブリッド「初夏の装い〜繭綿momenの着物」です。
山形県米沢市「おとづき商店」謹製の繭わた木綿は緯糸に絹100%の糸を、
経糸には綿100%の糸を使用して織られた交織の着物です
綿の扱いやすさに絹ならではの光沢感に優しい肌触りを兼ね備えた
交織ならではの良いとこ取りのハイブリッド着物
水色とオレンジの小格子の柄は初夏の薫りを感じさせる爽やかな配色
今回はオレンジの麻の八寸帯を合わせて少し早めの初夏の装いでコーデしました。
移動できる小田巻付の帯締めでオシャレ遊びを、履物は涼し気なカフェ草履で
細編みの小ぶりの山ぶどう籠はミナペルホネンの名作タンバリンを蓋布に使った逸品
単衣で仕立てて初夏のカジュアル着物にお召しになられてはいかがでしょうか
春から夏への合間の着物として着やすい、いいとこ取りの交織の着物です
公職に就かれた方も市民の感覚を忘れずに個と公の調和を図り
交織着物のようにハイブリットな公人として
ますます市民の役に立つ活動を期待しております。

※交織とは、経糸と横糸に2種類以上の異なる糸を用いて織ることを表します。
異なる糸を組み合わせることでさまざまな風合いや質感を表現することができるほか、
機能性を付与することも可能になります。

4月の着物
「ヘリンボーン柄のすみれ色の着物」

いまだWBCの興奮冷めやらぬ4月の始まり
侍ジャパンにあやかり「さぁ行こう!」の声掛けで新年度スタート
日立市も久ぶりに「さくらまつり」も開催、いよいよ日常が戻ってきたようですね
日立の桜は満開も過ぎ散り始め、お花見も桜吹雪の夜桜が乙な感じに
桜の開花も毎年早くなり4月の桜のイメージが少しずつ薄れていくような気もします
そんな頭上の桜に見とれている頃に足元でひっそり咲く花はスミレ
昭和のヒット曲「三色すみれ」や「すみれ色の涙」そして
宝塚歌劇団の「すみれの花咲く頃」など春に咲く可憐なイメージの花
日常が戻りつつ賑わいを見せ始めた春の着物はスミレをテーマに
今月の着物は「ヘリンボーン柄のすみれ色の着物」です。

縞に織られた浜ちりめんの生地にヘリンボーン柄を染めた「すみれ色」の着物は
春単衣にも使えるシャリ感のある風合いに
春から初夏に向く爽やかな色目とヘリンボーン柄で季節のオシャレ感を…
ヘリンボーンは「ニシンの骨」という意味
ニシンは春告魚で春の季語にもなっていますね、その辺のウンチクもさらりと
合わせた帯は花唐草模様のスリーシーズン使える袋帯
白地に鹿の子柄のグレーの横段が爽やかな印象に
帯締めはすみれ色とアイボリーの縞模様、
カフェ草履は初夏向きの台にすみれ色の鼻緒を全体にすみれ色でまとめた春から初夏の装いです
スミレの花言葉は謙虚で誠実、栗山監督みたいな感じかな

マスクも少しずつ外し笑顔が戻ってきたこの頃
来月(五月)には5類へ引き下げられ新時代へと…
謙虚に少しずつでいいので日常を取り戻していきたいですね。

3月の着物
「大人の赤の色無地と織楽浅野のモダン帯」

春の日差しがまぶしい!街を照らす太陽の光が新時代の幕開けを演出しているよう
マスクも少しずつ外し始め卒業式が行われる今月は久々の笑顔が見られそうです。
2023年の流行色は「ビバマゼンタ」・・・真紅の色調を帯びたカラーで
勇気をもって前向きに恐れず自信をもって新しい道を切り拓く意味を持つ色
世の中の空気を一変する、そんな元気を与えてくれそうな色で三月が始まります
というわけで今月の着物は元気の出る赤をテーマに色無地を染めました
「大人の赤の色無地と織楽浅野のモダン帯」です
流行色・ビバマゼンダに近い濃い赤の色目と緋色のようなオレンジ赤の橙(だいだい)色
大人でも着られる赤を着物の世界に取り入れモダン系の織楽浅野の袋帯でコーデしました
赤も色々…真っ赤と言わせない大人の赤や紅や緋、洋のモノを和服に、和のモノを洋服に
着物も小物もチョット遊び心を持った色使いが楽しく元気にしてくれる今年の春
誂え色無地や楽しい小物の色々彩合わせ・・・そろそろ一歩踏み出し新時代へ
いよいよ和物ファッションの新しい景色が見えてきた感じがしますね
3/11より開催の春のほよう会〜「大人の彩(いろ)遊び」をテーマに開催いたします
色無地の染め替えや小物のコーデの提案など彩を楽しむ企画がいっぱいです
是非目のほようにお出掛け下さい。>
2月の着物
「春色に誘われて!花唐草の小紋に幾何学模様のピンクの帯」

きれいな色にトキメク様になってきました
春間近の日差しと耐え忍んだ3年間から新時代の幕開けに相俟って
明るくきれいな色で着物の彩遊びがしたくなる立春の月
今月の着物は「花唐草の小紋に幾何学模様のピンクの帯」をご紹介いたします
菱紋の白地に刺し子風に蚊絣を織込んだ伊と幸の生地に
手描き友禅で春らしい花唐草文様を描いた小紋、昭和風に言えば加工着尺…
着尺生地13mにすべて手描きで描いたとても手間のかかる着物です
手描き友禅ならではの春らしい奥行きのある色目と伸びやかな柄行は
春に向かう季節、お出掛け気分を盛り上げるウキウキの着物になりました
この白地の春らしい小紋に合わせたピンクの袋帯は西陣まいづるの帯
幾何学模様に銀糸を織り込みボカシをかけたおしゃれな帯はとっても軽やか
小紋から附下までセミフォーマルにもご利用できる逸品です
帯〆と帯揚げはミントグリーン、草履はピンクレースの鼻緒をすげた白のエナメル台で
春らしさUPに…優しい感じのペールトーンでまとめてみました
春色の着物で新しい景色の散策に…お出掛けの準備をしてみてはいかがでしょうか!

1月の着物

「笹梅に七宝柄の附下に王朝華文の袋帯」

私の今年の願いは御祝い事がたくさん行われること
2023年卯年、干支は「癸卯(みずのとう)」
長年の努力が実り飛躍する年です
今年こそはの願いも三年目…もうお目出度くなってもいいでしょう!
ということで令和五年初春の着物は吉祥文様で
「笹梅に七宝柄の附下に王朝華文の袋帯」です
縁起の良い吉祥文様の竹・梅をベースに縁繋ぎの七宝に花柄を描いた
薄グレー地の附下は御祝い事の席にふさわしいセミフォーマルの着物
京都・白木染匠の手描き友禅ならではの品の良さと格式を感じさせます
新年らしく白地の王朝華文の袋帯を合わせました
ポイントの水色が初春らしさを醸し出しますね
お草履はお目出度い笹に福良雀の鼻緒をすげ
桜色の帯締めをアクセントにチョツト色気を指して縁起担ぎ
御祝い事が増えれば世の中も明るくなります
当たり前です、お金も回ります景気も良くなります
とにかく前向きに一人一人の幸せをお祝いできる
そんな年になることを願う常陸多賀の呉福屋です。
令和五年の卯年は飛躍向上の年
御祝い事復活の年として願いを込めた2023年最初の着物です。