きもののたたみ方
きものは洋服のように、ぶら下げておくわけにはいきません。 着るという動作を通じて衣裳になる着物は、脱いでしまえば平面的な布になってしまうものですから、たたみ方が大きなウエイトを持ってきます。 たたみ方の良し悪しで、次に着た時の装いが左右されます。「折り目が正しい」という言葉がありますが、きちんとたたまれたきものは、仕立て栄え、 着栄えがするものですし、また、きものはもともと、平らにたたまれることを要素にしたもである事を忘れてはなりません。上手に着付ける事も大切ですが、きちんとたたむ事はより大切な事です。

■きものをたたむ前に
必ず畳の上をきれいに掃除して、ゴミやほこりを採り、敷きゴザか敷き紙を広げて、手を洗ってから始めてください。

■たたみ方のコツ
縫い目を正しく折り、角をきちんと合わせるのがコツです。襟元は、くりこしがあるので、特に慎重にととのえます。タンスやしまう容器に合わせてなるべく大きくたたむようにします。 帯の場合、前に出る柄の部分は特に気をつけて折り目のつかないようにします。

■留袖・本振袖のたたみ方(夜具だたみ)
留袖・本振袖のたたみかた

■長着(一般的なきもの)のたたみ方
長着(一般的な着物)のたたみかた