愛する心を、祈りに変えて。
「お宮参り・お祝着」


厳かな中にも、どこか華やいだ雰囲気が漂うお宮参り。
お祝着を着ておばあちゃんに抱かれている赤ちゃんも、この上なく愛らしい表情を浮かべているよう。
明るく、健やかに、そして幸福に・・・。愛する気持ちが大きい分だけ、願い事も多くなってしまう。でも、神様はきっとその願いを喜んで聞いてくれることでしょう。
 



子どもの健やかな成長を祈る、お宮参り。
「お宮参りの由来とは・・・」
 
お宮参りは、生後、初めて、その土地の氏神様におまいりし、赤ちゃんが無事に誕生したことを伝え、晴れて氏子の仲間入りをしたことを認めてもらうための大切な儀式に始まりました。今日では、氏神様とか氏子と言う観念も薄れ、子どもが健やかに、つつがなく育つようにと願って、お参りする人が多いようです。また、お参りは神社ばかりでなく、いわゆる守護神である天神様や稲荷、不動尊や観音様の場合もあります。
「お宮参りの仕方は・・・」
 
正式には、父親側の祖母が赤ちゃんを抱いて、母親が一緒に付き添うのがしきたりです。しかし、最近ではそれにこだわらずに、父親が付き添ったり、祖父母がそれに加わったりして、なごやかに行われているようです。お宮参りの仕方は、神前でお賽銭をあげ、鈴を鳴らし合掌して赤ちゃんの幸せを祈願するだけでもかまいません。丁寧にしたい場合には社務所に申し出て、神官のお祓いを受けて、祝詞を上げてもらいます。神社によっては事前に申し込みが必要なところもあるので、確認しておきます。このときの「御初穂料」ですが、地域や神社によって様々ですから、お年寄りや知人など、経験者に相談するのが良いでしょう。
「お宮参りをする時期は・・・」
 
お宮参りをする時期は地方によっても異なりますが、男児の場合は生後三十一日目、女児の場合は三十三日目が最も一般的です。しかし、日取りにはあまりこだわらず、赤ちゃんの健康や母親の産後の回復状況などを考慮し、晴れて気持ちの良い日にすることが大切です。また、暑さ寒さの厳しい季節は、気候がよくなるまで延ばしてもかまいません。
大切なお祝い事だから、やっぱり着物。
「赤ちゃんのお祝い着は・・・」
 
赤ちゃんのお祝い着は、男児なら黒地(または紺地や他に珍色もあり)の羽二重(現在は変わり無地が主)に家紋をつけ、熨斗目模様に鷹や兜、松や鶴、波などおめでたい模様を描いた紋付祝着。女児は鶴や手まりといった吉祥模様を、染と刺繍で描いた友禅や絞りなどの振袖をかけます。これが赤ちゃんの正装です。また、赤ちゃんのお祝用の帽子、よだれかけ、巾着などもセットで売っていますから付けてあげましょう。祝着の紐を抱いている人の肩から首に回して、熨斗目とともに後ろで結びます。
「付き添う人の服装は・・・」
 
母親そぼの服装は、黒留袖や色留袖が正式ですが、普通はそこまでする必要は無く、一つ紋の色無地の着物、訪問着、附下げ、小紋に黒紋付の羽織などを着てもかまいません。
ただし、お宮参りの後、出産祝いをいただいた親戚や知人宅へお礼に伺うこともあるので、母親と祖母の年齢的なつりあいや、お互いの着物のバランスなどを考え、調和のとれた着物を選ぶようにしましょう。
「いろいろ使えるお祝い着・・・」
 
お宮参りの祝着は、女児は三歳の七五三の祝い着のほかにも、お正月の晴れ着や、結婚披露宴などのパーティー用のおしゃれ着としても着用できます。
 
「お宮参りセット」
フードセットや犬張子、でんでん太鼓などをセットにしたお祝着ケースをご用意いたしました。

お祝着が入る桐箱に犬張子、でんでん太鼓、フードセット(帽子、よだれかけ)、お守り、誕生記、扇子、ウコンの風呂敷をセットしたお祝着ケースです。
「お宮参りセット」
男の子用、女の子用の2タイプございます。


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